【試作事例】試作事例:溶解炉設備の監視システム構築(ブラウザ可視化+メール通知)

課題
高温設備である溶解炉において、設備の警報や温度情報が分散しており、一元管理できないことが課題でした。異常発生時の把握が遅れ、初動対応に時間がかかっていました。また、現場の表示器や盤を見に行かないと状況が分からず、温度や警報の履歴も十分に活用できていませんでした。特に、警報・温度をまとめて見える化し、即時に通知する仕組みが求められていました。
解決策
溶解炉に関わる複数の設備から情報を取得し、ブラウザ上で一元管理できる監視システムを構築しました。計装盤・制御盤・警報盤などから警報信号を取得し、HMI(DX2030)から温度データを取得。LAN経由でデータを集約し、PC・タブレットのブラウザで可視化。異常時はメールで自動通知する仕組みを実現しました。現場の情報を“どこでも見える化”する仕組みを実現しています。
成果・効果
複数設備の情報を一元管理できるようになり、異常の早期検知と迅速な対応が可能になりました。現場巡回の削減やデータ蓄積による改善活動の促進も実現しています。“現場に行かなくても設備状態が分かる”環境を構築できました。
実施内容
背景・課題
高温設備である溶解炉において、以下の課題がありました。
- 設備の警報や温度情報が分散しており、一元管理できない
- 異常発生時の把握が遅れ、初動対応に時間がかかる
- 現場の表示器や盤を見に行かないと状況が分からない
- 温度や警報の履歴が十分に活用できていない
特に、警報・温度をまとめて見える化し、即時に通知する仕組みが求められていました。
取り組み:複数盤の情報を統合した監視システムを構築
本事例では、溶解炉に関わる複数の設備から情報を取得し、
ブラウザ上で一元管理できる監視システムを構築しました。
- 計装盤・制御盤・警報盤などから警報信号を取得
- HMI(DX2030)から温度データを取得
- LAN経由でデータを集約
- PC・タブレットのブラウザで可視化
- 異常時はメールで自動通知
👉 現場の情報を“どこでも見える化”する仕組みを実現
システム構成(実機ベース)
■ 入力データ
- 計装盤:24点の警報入力
- ガス燃焼制御盤:7点の警報入力
- 警報盤:24点 + 警報盤2:12点
- 温度:12点(HMI DX2030から取得)
👉 合計で多数の信号・温度データを統合管理
■ 表示・利用環境
- PC・タブレットのブラウザで閲覧
- 無線LAN経由で現場・制御室からアクセス可能
- Webダッシュボード形式でリアルタイム表示
👉 専用ソフト不要で誰でもすぐ利用可能
主な機能
■ 警報・温度のリアルタイム表示
- 警報状態を色分け表示(異常:赤/正常:青)
- 温度情報を同一画面で確認可能
- ダッシュボード形式で直感的に把握
👉 一目で設備の状態を把握できるUI
■ 温度グラフによる推移確認
- 各温度ポイントのグラフ表示
- 約30秒周期で自動更新
- 時系列で状態変化を把握可能
👉 異常の兆候や傾向分析に活用可能
■ メール通知機能
- 警報発生・解除を自動通知
- 温度の上限・下限異常も通知
- 約10秒単位でまとめて送信
👉 現場にいなくても異常を即座に把握
■ 警報履歴の蓄積
- 最大20件の履歴を画面表示
- CSV形式で保存し、Excelで分析可能
- 月単位で履歴ファイルを自動生成
👉 トラブル分析・改善活動に活用
■ 柔軟な設定機能
- 警報名・温度名の自由設定
- メール通知のON/OFF切替
- 閾値設定(CTクランプ)
- 温度の上下限異常設定(DeadBandあり)
👉 現場仕様に合わせた柔軟な運用が可能
導入効果
- 複数設備の情報を一元管理
- 異常の早期検知と迅速な対応
- 現場巡回の削減
- データ蓄積による改善活動の促進
この事例のポイント
本システムでは、
- 計装盤・制御盤・警報盤の信号を統合
- 温度データと警報を同時に可視化
- Webブラウザでどこからでも確認可能
- メール通知によるリアルタイム対応
を実現しました。
👉 “現場に行かなくても設備状態が分かる”環境を構築
まとめ
本事例は、溶解炉という重要設備に対して、
- 状態の見える化
- 異常の即時通知
- データの蓄積・活用
を実現した監視システムです。
既存設備を活かしながら、
短期間でIoT化・スマート化を実現した事例となっています。
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